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2008年8月19日 (火)

隠の王 GF9月号 第伍拾話「宵風」感想

Gf09_4※アニメの感想ではないので、要注意。

 アニメ第20話の感想はコチラ

 完全ネタバレ・マジ感想なんで、隠します。

 ちなみに、今月号の第伍拾話は本日発売コミックス第9巻ラストから3話目に当たります。

 

 
 先月号の「鳥発つそら」での衝撃も冷めやらぬまま、今月号のサブタイトルは「宵風」。もう、それだけで、何かを暗示してるよな。。

 6月号「いざや楽しき夢を見ん」冒頭で大体察しはついていた、そらの過去。母親、妻を失うという被害者意識を、弱者迫害にすり替えた最低のヤツらだ。。

 そらを助けた服部には最初から利用しようという思惑があったわけではなかろうが、宵風の純粋な願いにつけこむところが、大人のいやらしさ丸出し。

N081726大人になってしまった私には最早、その青い世界を知りえない。。

とか言いながら、壬晴を精神的に追い詰めていく場面も、人生折り返し地点を過ぎている大人の一人として、辛いものがありましたよ。

 一方で、「見返りを求めずこどもを第一に考え気遣う」(しじま談)英さんや「ほっとけねえよ」の一言ですべてを捨てた雪見のような存在もいるわけで。今回は雷光までもが「もう悔やまない」選択(今更という気がしないではないが。。)。

 
 前回、ふくろうに戻ったメガネくん。雷鳴はふくろうに対しても、「虹一、てめー!」と、普段どおり接するんだな。そんな雷鳴の態度にメガネくん、ちょっと、狼狽してる? 200年以上生きてるくせに。。。

 
 宵風が自分が何であるかを自分で決める過程で、思い出したのが、雪見のこの言葉ってのが感涙。

N051134雨宿りに丁度良いとこ位の気分で帰ってくりゃいいさ。

いってきますだろ。

 そして、

N060823僕は宵風。

ゆきみのところに帰りたい。

ですよ。くうぅぅ、泣ける。。。(本当はこのあと、「僕は壬晴を助けたい」と続くのだが、雪見と宵風の関係が好きな自分にとっては、割りとどうでもいい。。をいっ!)

 
 傘の連中に追われる壬晴と宵風。危機一髪のところで現れた雪見のかっこよさに拍手喝采!! そんでもって、刀で刺されて、

これだから。。。ガキってのはなぁ。。。

と嬉しそうに呟きながら、仰向けに倒れていく姿に。。

雪見ぃぃぃ!!(号泣)

 

 でも、よく考えると、今回は「宵風」のターン。

 このあと、「存在を消す」というメインイベントが待っていた!

 壬晴が森羅万象を発動したときの、各キャラの動向の中では、歓喜に満ちた小太郎の表情が恐ろしかった。お前は森羅万象をどうする気だ?

 そして、9カ月ぶりに登場した帷。一応、色々と研究してるっぽいっスね。森羅万象の発動を感じたのなら、漸く、戻ってくるのかな?

 雪見はまだ、生きてるように見えるけど、ほとんど、「太陽にほえろ!」の殉職警官状態。。。

 壬晴だけでなく、雪見の心からも宵風の存在が消えてしまうなんて。。。まぁ、それ以前に雪見の存在自体が問題なのだが。。。

 
 次回、森羅万象が生み出す歪みとは?

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